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平成18年度 第2回推進員研修会
開催日:平成18年10月21日(日)
研修項目:企業施設見学と講話、推進員活動発表
見学・講話の企業: 新日本製鐵蠡臺製鐵所・九州電力蠡臺支店
活動発表会・会場:九州電力蠡臺支店イリス大分(九州電力別館:1F)

スケジュール:
12:15 JR大分駅前時計台広場集合
12:30 貸切りバス出発 車中で開会、挨拶、日程説明
12:50 新日本製鐵蠡臺製鐵所到着
13:00 新日本製鐵蠡臺製鐵所研修 (構内は貸切りバスで移動)
     13:00-13:30 座学講義
     13:30-14:30 「サイジングミル」「廃プラスチックリサイクル」施設見学講話
14:35 貸切りバス出発 車中で事務連絡、推進員旅費精算
14:50 イリス大分到着
15:00 九州電力蠡臺支店研修 (座学)
     15:00-15:10 九州電力大分支店での地域における環境活動について
     15:10-15:40 家庭で実践できる省エネについて
     15:40-15:50 質疑
16:00 「温暖化防止活動・推進員活動報告」 大分県と推進員4名
17:00 閉会・解散(イリス大分 [大分市金池2-4-6] にて解散)

[センター長三浦からのコメント]
京都議定書において、日本政府は6%削減を世界に約束しました。
日本の温室効果ガスの排出状況は、1990年で334.3炭素換算百万トンであり、
1995年には360.0炭素換算百万トンと8.6%増加しています。
この状況を見る限り約束を守ることは、非常に困難であることが分かります。
約束した数値達成のために、大胆で総合的な施策が必要です。
「地球温暖化対策推進大綱−2010年に向けた地球温暖化化対策について」
(1998年6月19日地球温暖化対策推進本部)は、省エネルギーや新エネルギーの導入、
トップランナー方式の導入を初め、革新的技術を駆使した排出量抑制を
基本的な考えとして、政策を具体化したものでありますが、産業および
国民間の公平性を保ちながら、実現可能性のある政策体系でなければなりません。
とくに多くの負担を強いられる産業界の理解と国民のライフスタイルの転換を
余儀なくされる国民の理解が必要となります。
相互理解を深め、温暖化対策を促進するためには、推進員が、現在、
企業の取り組む温暖化対策をよく理解し、県民に対して推進員が正確に
伝えなければなりません。今回の研修では、現在、地元企業で取り組まれている、
自主行動計画策定や目標達成のための対策について、生産過程における実施実例、
業務部門における削減さらにはLCAによる抜本的な取り組みについて学びます。
また、産業間の目標達成のアンバランスを産業間に委ねるでなく、
いい意味での世間の目として、推進員が、企業の環境行動報告書に目を通し、
相互に理解しあえる関係づくりが求められています。



第2回推進員研修会
開催日:平成18年10月21日(土)
会場:新日本製鐵蠡臺製鐵所
研修内容:企業施設見学と講話
講師・発表者:越智 清 氏 総務部 環境管理グループ グループリーダー
演題・テーマ:新日本製鐵蠡臺製鐵所 コミニュケーションセンター及び構内工場

[施設者コメント:視察のポイント]
当社は、1996年に地球温暖化防止に向け、自主行動計画を策定し、
エネルギー消費量10%削減を目標にあげ、取り組んでおります。
主な対策としては、省エネ設備の導入・研究開発、廃熱回収、さらには、
廃プラスチックリサイクルによる省エネ、また、他製鉄所では水素エネルギーの
実用試験も開始しております。
工場内においては、設備規模、安全上の問題などからその設備の構造、
操業方法などがわかりづらいため、スライドで説明し、
代表的な2つのプロセスをご案内します。
一つ目は、「サイジングミル」といって、まだ、熱い鉄の塊を赤熱状態で
厚みを少し薄くし、次の工程へ運ぶ様子を見てもらいます。
二つ目は、「廃プラスチックリサイクル」設備です。一般家庭から出されるプラスチックを
当所の設備でケミカルリサイクルするものです。酸素のない雰囲気で
プラスチックを蒸し焼きにすることで、熱分解され、炭化水素油、コークス、
コークス炉ガスとなり、すべて有効利用されます。

[センタースタッフから一言]
推進員でさえ、「新日鐵は鉄を精錬しているところであり、炭酸ガスを
排出するだけの所なのに…」という感覚の人が結構多い状況で当研修会に望んだ。
だが、大分製鐵所は、比較的新機種を導入している比率が高く、
製鐵過程で発生するガスの大半は再利用されていて、京都議定書からスタートした
二酸化炭素削減目標数値を大幅に上回る実績を上げる企業努力がされている
実態を講話で確認する事が出来た。
当研修会の開催日の関係で、予定していた「廃プラスチックリサイクル」施設が
操業休止中だったため、急遽、可燃ごみの再生処理ラインを観ることとなったが、
大工場の中で、手作業でゴミの選別をする過程のあるのを見て、
ごみの分別廃棄の重要性を知り、大分県内の分別の区分けの関係で、
同製鐵所に搬入されている再利用ゴミの大半が県外から搬入されている実状を
現認するところとなった。

第2回推進員研修会









第2回推進員研修会
開催日:平成18年10月21日(土)
会場:九州電力蠡臺支店イリス大分
研修内容:企業施設見学と講話
講師・発表者:九州電力本社総務部総務グループ   副長 後藤 亮 氏
九州電力本社営業部所属・省エネ普及指導員 林 真美 氏
演題・テーマ:
後藤氏:「九州電力大分支店での地域における環境活動について」
林 氏:「家庭で実践できる省エネについて」

当初は、営業部住宅電化グループ 副長・川本博数氏が講演してくださる予定だったが、
「温暖化防止活動事業に取り組む部署のコーディネーターの方からの講話の方が、
推進員にはベターであろう」との九州電力さんの配慮から、講師役が急遽林氏に交代
となった。
センターは、林氏が省エネルギー部門で、九州各地で講演、セミナーに奔走する活動を
されている方だということは承知していたので、同意させていただいた。
九州電力が、特に「森林、河川」に関連する自然保護と環境に関する支援事業を取り上げ、
九州管内で取組んでいる事には、メディアを通じて屡々接する機会があり、
後藤氏からも、大分県内で九電が取組んだ斯かる事例と今後の計画についての
話があった。だが、その大半は、九電が官署との取組み事例であり、民間団体との
パートナーシップを持つ事業に関しては少なく、その点に関しては、
推進員からの九電への要請により、九電の宿題として位置づけられた。
九電の温暖化防止関連事業への取り組みについて、大半の人からは
「九電が温暖化防止に取組んでいること自体を知らない。
あるとしてもエコと銘打ったオール電化だろうが、それとて、
電力消費量の増加を目指す営業活動に過ぎない」と、評価されている。
だが、当研修会で講師を務めて下さった林氏は、当初は主婦の視野から省エネに
関心を持って、更には脱温暖化の活動に入っただけでなく、九州電力の本社、
それも営業部に籍を置いて、社内的には四面楚歌の中で脱温暖化普及啓発活動を
続けている人である。当講話では、その実践活動を事例研究として披露頂いたが、
「電気を多く使ってくれという会社の人でしょ」と言われながら、
活動する姿勢は、温暖化防止に無関心な人を振り向かせる推進員の活動方法にも
繋がる点を多く見出す事が出来た。
ただ、「省エネに照準を置き、九電さんの商業ベースにならない範囲で
省エネ型家電製品に関する講話」を要請していた点に関しては、
必然的にオール電化住宅に言及せざるを得なかった面では、
二酸化炭素排出関連の企業内でまたは企業に在籍しながら活動することの難しさと
限界を見せ付けられた感があった。

第2回推進員研修会








第2回推進員研修会
開催日:平成18年10月21日(土)
会場:九州電力蠡臺支店イリス大分
研修内容:推進員の活動発表と呼びかけ
講師・発表者:推進員 春野慶司氏  NPO法人食と水を考える会
推進員 新田信之氏  地球環境を考える会
推進員 木下和子氏  NPO法人総合学習研究所
推進員 佐伯昌子氏 別府地区推進員の集い(仮称)現・世話人
演題・テーマ:(発表者各自欄に記載)

第2回推進員研修会【春野慶司氏】発表テーマ:環境保全に関する条例の制定について
環境保全活動については、団体によりさまざまな活動が行われているが、もっと有効な手立ては、法制化を促す活動であるという観点から、発表者は、条例制定に至るまでのプロセスを説明し、実際に条例化された場合の効果について発表する。

第2回推進員研修会【新田信之氏】 発表テーマ:地球環境を考える会(中津)への参加勧誘
私は環境問題の本を3冊編集し、講演は百回以上行い大学でも講義した知識レベルを持っています。それで平成9年5月当会を設立して、地球規模の環境問題(主として温暖化防止活動)の啓発活動(_餔に会報や資料配布、講演・講義、C賃了錣亡鷙董↓い修梁勝帽圓辰討い泙后2甲伐祝瓢潦萋阿脇颪靴い任
(個人や家庭の実行が多く、正しい知識がないと、
効果が小さく、又は逆効果のものもあります)
会員に参加して下さい。

第2回推進員研修会【木下和子氏】発表テ-マ:NPO法人、ボランティア、団体の人たちとネットワークを組み
環境問題をテーマにして、フォーラム、研究会、啓発運動を推進している。誰からでも取組みが出来る事例発表、活動内容等を発表する。



第2回推進員研修会【佐伯昌子氏】発表テーマ:推進員の集い創設経緯と活動
住んでいる地域の推進員と意見・情報交換をしたい人。地域の特産品や特色を生かした自然環境に優しく温暖化防止にもなる物を協力して生み出したい人。そんな人々の思いが、6月11日の推進員研修会に別府市担当部署の方々がオブザーバー参加されたのを契機に、別府地区推進員の集いが発足した。
別府市、大分県、温暖化防止活動推進センターからも
活動方針討議の場にオブザーバーとして出席要請し、
今後の側面協力を申し合わせた。
その後、推進員のほか一般参加者もあって、
参加者の企画による、別府市竹細工伝統産業会館の
竹細工専門者の指導によるマイ箸の製作実習を、
第4回目の集まりとして開催した。

第2回推進員研修会
開催日:平成18年10月21日(土)
講師・発表者:御沓 稔弘 氏 大分県生活環境部生活環境企画課 主幹
演題・テーマ:大分県の温暖化防止対策の活動経過と今後の事業

[講習目次]
1.大分県における2003年度(平成15年度)の温室効果ガス排出量について
2.大分県地球温暖化対策実行計画平成17年度実績
3.地域協議会の設立状況
4.平成18年度温暖化対策関連事業
候補者研修について、大分県からは「候補者を研修しするのは県センターの事業であり、
研修を終えた委嘱対象者に対して、推進員になるための県からの講習をする」
との方針がもたらされていたところから、「これから推進員になろうとするものに対して、
温暖化防止活動に関する大分県の方針と大分県の実態を学習する目的の講座を」
との趣旨により、当講座を開催するに至った。
二酸化排出量に関する大分県の実績は、産業部門では目的削減量を達成出来ているも、
民生部門にあっては寧ろ増加傾向にあることもあり、推進員の役割がより
重要視されている事が伝えられた。
温室効果ガス排出量データとしてはまだ平成15年度のものしかペーパーになって
いないが、平成17年度の大分県庁内における温暖化対策として実行してきた結果が
データとしてしめされ、地道な努力が集計結果としては、実行した効果を示す数値を
産み出す事例として示された。
平成18年度温暖化対策関連事業については、大分県の同計画書が示しながらの
説明があったが、平成17年度の事業内容を継続、追随する事業が主体であった。
推進員の関連事業としても、17年度以前の継続事業として捉えて相当とされるもので
あるところから、民生部門ではむしろ下降現象にあることを考えれば、
温暖化対策を此処が心掛ける必要性が強調され、そこに、推進員の普及啓発活動が
より必要性を持つ事が強調された。
第2回推進員研修会推進員活動をより効率的にするためには、個々の活動のみに終始することなく相互に連携を取り合う必要性が求められ、その方法の一つとして、推進員による地域協議会の設立に大分県としても力を入れていることが報告された。